FXレンジ(ボックス)相場は最大のトレードチャンス!

FX初心者によくあるのは、レンジ(ボックス)相場に入ると、為替レートが動かないので、トレードチャンスがないと思い、為替チャートから離れてしまうこと。

実は、レンジ(ボックス)相場に入ったら、「次に動くときは大きい!」と思って、虎視眈々とチャンスを待つ時期なのです。

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ここではレンジ相場のトレード方法について徹底解説します。

レンジ(ボックス)相場に入ったらチャンス到来のサイン

FXトレードを始めたばかりの頃、為替相場がレンジ(ボックス)相場に入ると、「ボックス相場に入っちゃった。こんな時はボラティリティもないし、稼げないからお買い物に行こう!」と安心して外出。

気分よくお買い物して帰宅し、為替チャートを開いてみると、「がーん!思いっきりレートが動いてる!トレードチャンス逃した!」っと、楽しいお買い物気分も吹っ飛んでしまうことがよくありました。

FXトレード初心者は、「なぜだか自分が相場を見ていない時に限って為替レートが動く」と言います。

自分がトレード出来ない時を見計らって、まるで為替相場が自分に意地悪してるかのようだと。FXトレード初心者あるある都市伝説ですよね。

当たり前ですが、為替市場が個人的に意地悪することもないですし、為替チャートを見ていない隙に、為替レートを動かしてやろう、なんてこともありません。

レンジ(ボックス)相場に入ったら、しばらくは一定の値幅から、為替レートが動くことはないかもしれません。でも、為替レートは動かないと決めつけて遊びに行ってしまってはだめ。なぜなら、レンジ相場を上か下に抜けた(ブレイク)時は、大きく値が動くことが多いからです。

まず、今はレンジ(ボックス)相場になっているとわかったら、つまらない相場だな、と思う必要はありません。もうすぐトレードチャンス来るということを意識して、これからの為替レートの動きを楽しみに待ちましょう。

レンジ相場の基礎をもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください ⇒FX初心者、必読!レンジ相場について徹底解説します!

レンジ(ボックス)相場からのブレイクを狙うトレード方法とは?

では、実際にどうトレードしていくのか?まずはイメージ(為替チャート)図から見ていきましょう。

まず、為替レートが上昇(上昇トレンド)してきて、レンジ(ボックス)相場に移行した時、水平のラインをレンジ相場の高値と安値に引きます。

高値に引いたラインをレジスタンライン安値に引いたラインをサポートラインといいます。

トレードする時には上の水平ライン、つまりレジスタンスラインを上にブレイクしたところで買いエントリーになります。

ただ、ここで注意点があります。

FXトレード初心者は、レンジをブレイクしたら、間髪入れずに、エントリーしてしまうことがよくあります。

しかし、この方法だと、「だまし」にあう場合があります。「だまし」とは、上昇(下落)すると思ってエントリーしたら、その後、下落(上昇)してしまったことをいいます。

よく、FXトレーダーの間では「だましにあって損切りになった」と話すことがあります。

FXトレード初心者がこの「だまし」にあうと、訳がわからなくなってしまって、メンタルが崩壊してしまうので、「だまし」にあったと思ったら、一度、為替チャートから離れて、散歩するなり、コーヒーでも飲むなりして、気持ちを落ち着かせたほうがいいですね。

レンジ(ボックス)相場では、一旦上にブレイクしたレジスタンスラインが、今度はサポートラインとして機能しているかを確認してから、エントリーするのが、リスクの少ない安全なトレード方法だと思います。

つまり、レートがレジスタンスラインを抜けて上昇しますが、その後、レートが少し下がって、レジスタンラインに支えられて、再び上昇に転じる、という意味です。

ここで豆知識ですが、このようにレジスタンスラインを一旦ブレイクして、為替レートがそのレジスタンラインでサポートされると、このレジスタンスラインはサポートラインに転換します。このことを、「レジサポ転換」と呼んだりします。

今度は、下降トレンドの場合のイメージ(為替チャート)図です。上昇トレンドと逆に考えれば大丈夫ですね。

下降トレンドの場合、ブレイクした水平のライン、サポートライン、が、今度はレジスタンスラインとして機能したかを確認してから、売りエントリーすれば、リスクの低いエントリーになります。

でも、実際の為替チャートを見ると、レンジ(ボックス)相場は絵に描いたようにきれいではないので、FXトレード初心者は、たくさんの為替チャートを見て、レンジ(ボックス)相場はどこかを探したり、レンジ相場だと思うところにレジスタンラインとサポートラインを引いてみる練習をするといいと思います。

実際の為替チャートで詳しく解説!

以前、レンジ(ボックス)相場についてのブログ記事で使った、カナダドル(USDCAD)の1時間足の為替チャートを見ながら解説していきます。

黄色の部分がレンジ(ボックス)相場になっています。この為替チャートの時間足を変えると、どんなチャートになるのか見てみましょう。

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下図はカナダドル(USDCAD)の日足の為替チャートです。

黄色い枠で囲んでいるところが、日足チャートで見た時のレンジ相場になります。

見てわかるように、為替レートが下落してきて、全ての移動平均線の下にローソク足が位置してることがわかります。

補足ですが、この為替チャートで示している移動平均線は計3本で、緑色が100日、茶色が50日、赤が20日の移動平均線です。

次は、4時間足のカナダドル(USDCAD)の為替チャートを見てみましょう。

下降トレンドから、途中でレンジ相場に入ったのがわかると思います。このレンジ(ボックス)相場を「中段持ち合い」と言ったりもしますね。

この日足と4時間足の為替チャートを見てわかることは、カナダドルは現在下降トレンドの途中で、一時、レンジ(ボックス)相場に入っていると考えることが出来ます。

さて、最初に見た、1時間足の為替チャートに戻りましょう。

日足、4時間足でも、下降トレンドだということがわかったので、レンジをブレイクした場合、下にブレイクしたほうがトレンド通りだということがわかります。

基本、FXトレードはトレンドに逆らわずに、トレンドフォローしたほうがリスクの低いトレードスタイルになります。

なので、レンジ(ボックス)相場を上にブレイクした場合、「だまし」の可能性があることを頭の隅に置いておいたほうがいいですね。

この為替チャートでもレジスタンスラインをヒゲで抜けているところが「だまし」になります。

上に抜けた場合は、ちゃんとブレイクを確認して、決して飛び乗りはしないと事前に心構えをしておくことが大切です。

豆知識ですが、このチャートのように、為替レートが下に行きたいとき、一度上に上げて落とす、といったことが、時々見られます。

ゴムを飛ばすときに、反対方向に引っ張れば引っ張るほど、前に勢いよく飛んでいくのに似ています。反動をつけるようなイメージですね。

脱線しましたが、この場合、どこでエントリーするのがいいでしょうか?

レートが上下行ったり来たりレンジ内で推移した後、急上昇し、レジスタンラインをヒゲでのみ抜けて、反転して下落し、今度はサポートラインをブレイクしてきました。

その後、サポートラインまで再び戻り、反転して下落しています。サポートラインでレジサポ転換を確認したところで売りエントリーです。

実際に、この動きをリアルで見ていると、かなり上下運動が激しく、おろおろしてしまうと思いますが、冷静にひとつひとつ確認していく必要があります。

まとめ

レンジ(ボックス相場)に突入した時は、大きく値が動く前触れなので、上下どちらかにブレイクするのを待ちましょう

その時に、必ず上位足の為替チャート見て、今のレンジ(ボックス)相場の状況は上昇トレンドからの中段持ち合いなのか、下降トレンドからの中段持ち合いなのかということを把握しておくことが大事です。

もちろん、為替チャートの状況によっては、トレンド継続とならず、トレンド転換する場合もあります。つまり、上昇(下降)トレンドが終わり、下降(上昇)トレンドに変わることもあります。

この辺りは、チャート分析をしっかりすることで、ある程度、予測を立てていくことが出来ます。

こちらの記事もご覧ください。 ⇒エントリーはここです!レンジ相場抜けをねらうトレード手法

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