毎日、20pipsぐらいは安定して取れるようになってきたと思っている、そこのあなた。あるいは、脱サラして、FX生活したいと思っている、そこのあなた。
複利運用と単利運用を上手に使って、FX専業トレーダーになる準備を始めてみませんか?
ここでは、FX生活に必要な資金と複利運用と単利運用の特徴を生かした方法のひとつをご紹介します。
「守り」の単利でコツコツ生活費をゲット
前回のブログ記事では、複利運用を使ったFXトレードをすることで、爆発的に利益が増えるものの、なぜ達成困難なのかを説明しました。
まだ読んでいない方は、計算すると爆益!でも単利と違いFXの 複利運用が難しい理由とは?をご覧ください。
FXトレードで生活していく時にまず考えるのが、安定収入の確保だと思います。「1月は50万円稼いだけど、2月は20万円損した」といったような不安定な成績だと、FXで生活するのはちょっと怖いですよね。
なるべく安定収入につなげるために、生活費はコツコツと、あえて複利運用は使わず単利で稼いでいくのも一つの手です。単利でトレードすれば、口座資金は常に一定で、例え、負けが少し続いたとしても、大きく資金を減らすことはないはずです。
ここに例をあげてみます。
FXの口座資金が210万円あって、ドル円をトレードした場合、レバレッジ10倍で毎日10pips獲得すると、2万円になります。毎日2万円獲得すれば、1ヵ月で40万円ですね。トレード出来なかった日や負けた日があったとしても、30万円は確保できると思います。
あくまで、毎日10pips獲得するのは目標であって、絶対に何がなんでもと思うと、苦しくなってしまいます。2度エントリーして、2度とも損失になったら、その日はトレードしないというルールを作っている人もいますよね。
チャート分析したら、エントリーは控えたいと思う日もあるでしょう。週や月単位で、安定的に利益を積み上げられるなら、それでもいいわけですよね。
この口座資金はあくまで種銭なので、ストレスにならない程度のレバレッジで、資金を守ることに徹底するといいと思います。途中から欲張ってレバレッジを上げたり、複利運用に変更したりしないように。
欲望は身を滅ぼすことがありますのでご注意を!
「攻め」の複利で爆益をねらう
しかし、単利運用だけだと、コツコツ稼いだ利益は生活費に消えてしまい、お金を増やしていくことが難しいですよね。そこで、もうひとつFX口座を開設し、複利運用を使い、リスクを上げて「攻め」のトレードをします。
例えば、FX口座資金は50万円からスタートします。生活費のためのコツコツ単利運用ではレバレッジを10倍に設定しましたが、複利運用ではレバレッジ25倍に上げて、毎日10pipsから20pips程度を目指します。
複利運用でドル円をトレードした場合、負けなしのシミュレーションですが、6か月後には800万円以上になります。たとえ、半分しか達成できなかったとしても、6か月で50万円から400万円!素晴らしい利益率ですよね。
ただ、前回のブログ記事でも触れたように、永遠に勝ち続けることは不可能ですし、取引枚数が増えるにつれて、一日の利益額も損失額も大きくなります。
ある程度、資金が増えたら、利益の半分を引き出して、安全に貯金する、他の投資に回す、種銭を増やす、といった利益の確保につとめながら、攻めのトレードをするといいでしょう。
ここは意外に、クリエイティブな部分なので、想像力を豊かにして、複利運用で増えた資金をどうするのか考えてみるのは楽しいと思います。
ただし、減った時の対処法もしっかり考えておく必要があります。大きな損失を出して、奥様や旦那様に三下り半をつきつけられてもシランケドですよぉ!
余裕が出来たら、3つめのFX口座を作ろう
余裕が出来たら、複利専用口座、単利専用口座の他に、もうひとつFX口座を作ってみましょう。このFX口座は、スワップ金利、自動トレードのようなEAなど実際にトレードをしないで、資金を増やす方法を模索する口座です。
この資金は、複利運用の口座で増えた資金を使えばいいと思います。
単利運用の口座と複利運用の口座は、自分の分析をもとに、裁量トレードをしなければいけません。しかし、ある程度、放置して資金が貯金感覚のように増えていく口座があったら嬉しいですよね。
特に、スワップ金利を目的とした口座は、持っておくといいかもしれません。
今、米ドル金利が上昇しているので、ドル円の買いポジションを保有すれば、毎日、スワップ金利がついてきます。スイス円の売りポジションやニュージーランドドル円の買いポジションなども、おすすめ通貨ペアです。
スワップ金利については、ちり積もFXトレード?ドル円などのスワップ金利も活用しようをご覧ください。
安定収入があるうちに、FXトレード生活の準備を
FXトレード生活というと、時間に縛られず自由なイメージもありますが、なんの準備もなしにお仕事を辞めて、FX専業トレーダーになるのは大変危険です、
安定収入のある間に、まずFXで使える余裕資金をしっかり用意して、単利専用口座と複利専用口座でトレードをしてみましょう。そして、安定的に各10pips獲得できるか、練習してみましょう。兼業であっても、一日20pipsを目標にするのは不可能ではないと思います。
前にも書きましたが、毎日10pipsはあくまで目標。この目標があれば、毎日チャートを見る習慣ができるし、分析もすることになります。生活の中に、トレードをする時間が組み込まれますよね。チャートを見て、今日は入らないほうがいいなと決断する力もつくわけです。
ここで注意しておきたいのは、現在、収入があるので安心して、適当にトレードしてしまうこと。あくまで、この資金で生活をしていくということを考えて、緊張感をもってトレードしなくては意味がありません。
FX専業になった時に、兼業で利益を積み上げていた手法を、そのまま再現する必要があります。
兼業の時に、チャート分析や検証は怠らずに、単利運用と複利運用の口座成績をつけ、週末に振り返る良い習慣を身につけておきましょう。そうすれば、FX専業になっても、スムーズに移行できますよね。
FX専業トレーダーになった時に、これだけでは物足りなくて、暇になってしまうかもしれません。その場合、暇だからもっと大きく稼いでやろうと考え、今まで利益を積み上げてきた単利と複利の口座を変にいじるのは得策ではないと思います。
何か新しい手法、例えばスイングトレードやより大きく稼ぐため手法などを始めたいときは、必ず別口座を作って、デモ口座からトライすることを忘れずに・・・。
まとめ
現在、お仕事をしていて安定収入があるなら、FX生活の準備をはじめるにはもってこいです!
確かに、お仕事しながらトレードをするのは大変なことですが、いつかFX専業トレーダーになって、FXで生活してたいと思っているなら、ぜひ、今から準備を始めてください。
簡単にまとめると:
- 必要だと思われる生活費に見合ったトレード資金を貯める。
- 単利運用で安定的に利益が上げられるトレード手法を身につけて実践する。
- 出来るようになったら、複利運用の口座を作り、どの程度利益を上げていけるか、枚数が多くなるにつれてどんなストレスや影響があるのかをみておく。
- 損失を出した時、生活に及ぼす影響や対処法を考えておく。
もちろん、FX専業トレーダーで生活していくには、いろんな方法や考え方があると思います。これが正解というものはありませんが、今回、ご紹介した口座を分けてトレードする方法は、口座の目的も明確で、管理しやすいのではないかと思います。
もちろん、FXで生活していくのはやさしいことではありませんので、覚悟は必要ですよね。兼業時代は、順調に利益を上げていたのに、専業になったら前のように利益を出せず、また、お仕事に戻った人もいることも事実です。
とはいえ、お仕事を続けていくつもりの方でも、明日は何が起きるかわからない今、収入の数は多ければ多いほどいいのではないでしょうか?年数はかかるかもしれませんが、個人的には挑戦する価値はあると思っています。
備えあれば憂いなしですよね!
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