FX初心者でもわかる!平均足、ボリンジャーバンド、MACD

平均足、ボリンジャーバンド、MACD使ってみたいけど、FX初心者にはレベルが高そうだと思っていませんか?難しく聞こえるFX用語ですが、FXトレーダーには人気のテクニカ指標なので使わない手はありません。

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ここでは、FX初心者がこれだけは知っておきたい平均足、ボリンジャーバンドそしてMACDについて、わかりやすく解説します。

ローソク足とは違ったシグナルを出してくれる平均足

FXトレードをはじめると、まず為替チャートに表示するのは、日本人が開発したローソク足ではないでしょうか?ローソク足はレートの値動きをビジュアルで表示してくれる優れものです。

例えば、1時間足の陽線のローソク足であれば、1時間の値動きを表します。もし9時から10時のローソク足なら、9時の始値、高値、安値、10時の終値までの値動きがローソク1本でわかるわけですね。チャート上に下図のような陽線のローソク足(左側)が出ると、右のようにレートが動いたことがわかります。

一方、「コマ足」とも呼ばれる平均足ですが、生糸相場を利益を上げた日本人が使っていたとのこと。平均足の良さは、誰が見てもトレンド方向が明確にわかる点です。FXトレード初心者には、ローソク足より売買判断がしやすく、シンプルにチャートを分析することができるのでおすすめです。

平均足もローソク足と同様、陽線が出現した時はレートが上昇したことを意味し、陰線が出現した時はレートが下落したことを意味します。下図は、2本の平均足で、陽線の平均足①の後に、陽線の平均足②が出現したと考えてください。

ローソク足と平均足の違う点は、始値と終値の考え方にあります。始値は1本前の実体の真ん中からスタート、つまり一本前の始値と終値の平均値、つまり(始値+終値)÷2のレートからはじまります。終値は、その足の始値・高値・安値・終値の平均値、つまり(始値+高値+安値+終値÷4のレートになります。

下図はドル円1時間足の為替チャートです。同じ期間をローソク足と平均足と並べて見てみましょう。ローソク足だと、陽線と陰線が交互に出てしまうような場面でも、平均足だと連続して陽線と陰線が出てくれるので、視覚的にトレンド方向を判断しやすいですね。

平均足は、チャート上で陽線が何本も続いて出ている場面では、上昇トレンド相場が続いていると考えます。そして、陰線が何本も続いて出ている場面では下降トレンド相場が続いていると解釈します。

では、どのように平均足を実際のトレードで使っていけばいいでしょうか?シンプルな使い方は、陽線が連続して何本も並んだ後に陰線が出たら「売り」でエントリー、陰線が連続して何本も並んだ後に陽線が出たら「買い」でエントリーします。

ローソク足と違って、売買のシグナルが誰が見ても分かりやすく、判断基準がとても明確なので、FXトレード初心者にも使いやすいですね。とはいえ、平均足だけでトレードするのは、どうしても「だまし」が多く出現してしまうので、どういう場面で平均足を使うかは決めておいたほうがいいと思います。

例えば、長期間の足(日足や4時間足)の為替チャートが上昇トレンド相場であれば、短期の為替チャートで平均足が陰線になっても売りエントリーはしない、とか、上昇トレンド相場で買っていたポジションを決済するときに、1時間足の為替チャート上で陰線の平均足が出たら決済してしまう、といったような使い方は、FX初心者にはおすすめです。

テクニカル指標の定番、ボリンジャーバンド

FXトレーダーの間で愛用されているボリンジャーバンドは、移動平均線の次に人気のあるテクニカル指標です。1980年代に、米投資家であるジョン・ボリンジャー氏が考案したそうで、意外に歴史が浅いテクニカル指標ですね。彼の名前にちなんで、ボリンジャーバンドという名前がついていますが、トレーダー仲間では、「ボリバン」と略して呼んだりします。

では、ボリンジャーバンドをチャート上に表示させてみましょう。はじめてボリンジャーバンドを表示させたとき、見慣れない変な線で綺麗じゃないなぁ、と思い違和感があったのですが、見慣れてくれば大丈夫です。

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ここでは、3種類のボリンジャーバンドを表示していますが、1つだけ表示してるトレーダーさんや2つ表示しているトレーダーさんもいて、必ずしも3種類使わなきゃいけないという決まりはありません。このテクニカル指標の開発者ボリンジャー氏は、±2σの表示を基本としているので、1種類のボリンジャーバンドを使うのであれば、±2σがおすすめです。

ボリンジャーバンドは、標準偏差と正規分布の考え方に基づいた計算式がありますが、数学の苦手だった私はここで挫折です(笑)。数学のお好きな方は、掘り下げてみてください。偏差は1から3まであり、上のチャートでは、一番内側が±1σ(緑線)、真ん中が±2σ(オレンジの点線)、一番外側が±3σ(ピンクの線)のようにボリジャーバンドを表示できます。真ん中の線はミッドハンド(中心線)と呼ばれ、このチャートでは20日移動平均線になります。

ボリンジャーバンド±1σ、±2σ、±3σ内にローソク足が収まる確率が算出されていて、次のようになることが証明されています。

 

 

ということは、±2σや±3σのボリンジャーバンドの外にレートが到達した時は、価格の行き過ぎで異常値であるといえます。なので、こういった局面で逆張りをすすめるトレード方法もあるようですが、ジョン・ボリンジャー氏は、ボリンジャーバンドは逆張りで使うべきではない言っています。基本的に、ボリンジャーバンドは順張りで使うテクニカル指標であることは頭に入れておきましょう。

ボリンジャーバンドで注目すべき動きが3つあります。1つ目は、両端の広がる「エクスパンション」、2つ目はバンドが狭くなる「スクイーズ」、3つ目はレートがバンドの上を推移する「バンドウォーク」です。

エクスパンションでは、ボリンジャーバンドの両端が広がり、トレンドが出たことを意味します。片端だけが広がった時は、エクスパンションではないので、必ず両端が広がっていることを確認してください。

スクイーズは、値動きがあまりない状態のときに出現します。ボリンジャーバンドのラインも平行で、幅も狭くなっています。レンジ相場の状態ともいえます。この期間が長ければ長いほど、エネルギーをためている状態なので、スクイーズ後は大きなトレンドが出ることがあります。

バンドウォークは、ボリンジャーバンドが広がり、ボリンジャーバンドの上を沿って歩いているように値が動くことをいいます。±1σと±2σのラインに沿って、トレンド相場が続くので、順張りでトレードをする場面になります。

上昇トレンド相場であれば、ボリンジャーバンドがスクイーズしている時は「待ち」の状態で、エクスパンションが始まったら、買いエントリーで入る、といったトレードが出来ますね。そして、ボリンジャーバンドがスクイーズ状態になったら一旦利確して、次のエクスパンションを待つ、という方法もあります。

平均足同様、ボリンジャーバンドだけを使ってトレードをすると、簡単に「だまし」に合ってしまいます。必ず、他のテクニカル指標やチャート分析と一緒に使いましょう。

MACDを使ってエントリー判断を裏づけ

MACD(マックディー)もFXトレーダーが良く使う代表的なテクニカル指標で、1979年にジェラルド・アペル氏により開発された新しい指標です。MACDはトレンド相場で使えるだけでなく、逆張りのシグナルも出してくれるという、両方の性質を持っています。

MACDは、移動平均線を2本使い、下図のチャートでは、赤ラインが「MACD」、緑ラインが「シグナル」になります。それから、水平のゼロ水準も大事なポイントになるので、覚えておいて下さい。

ポイントとして、MACDがクロスする時ですが、クロスする時の角度が重要です。クロスする角度、つまりMACDがシグナルをクロスする角度が深い時は信頼性が高く、逆に浅いクロスの場合は、信頼性が弱いといえます。

MACDの使い方はとてもシンプルで、MACDがシグナルをクロスしたところがエントリーのサインになります。例えば、下図のチャートの③は、ゼロ以上のところでMACDが上からシグナルを下に向けてクロスしているので、売りのサインになります。そして、④のところではゼロ以下のところでMACDがシグナルを下から上に向けてクロスしているので買いサインになります。

上図はユーロドル1時間足のチャートです。日足のチャートでは上昇トレンド相場という背景があります。上昇トレンド相場であることを考えると、①でMACDは売りシグナルを出していますが、素直に売るのは難しい局面なので、私なら見送ります。

次の②のMACDがクロスしている場面はちょっと微妙ですが、上昇トレンド相場で押し目買いをねらっている場合、買いの裏づけとしてこのMACDのクロスは使えると思います。特に、ローソク足が全ての移動平均線の上に位置している矢印②の場所は、絶好の押し目買いポイントだと思います。

次の③のMACDのクロスは、思いっきり逆張りの場面ですが、日足の為替チャートを見ると、③の高値が日足のレジスタンスラインが走っています。ということで、このMACDのクロスは信頼性が高いと考えられます。

というように、他のテクニカル指標同様、MACDだけでトレード判断をするのではなく、長期足のトレンドの方向、レジスタンスラインやサポートラインを把握するなどのチャート分析をした後、エントリーの裏づけとしてMACDを使うと、MACDの良さを発揮できると思います。

注意点として、ボックス相場のようなレンジ相場では、MACDはあいまいなクロスを繰り返してしまい、正確にシグナルを出してくれないという弱点があることは頭のすみに入れておいて下さいね。

まとめ

FXトレーダーに人気のある平均足、ボリンジャーバンド、MACDは、FXトレード初心者でも十分に使いこなせる、わかりやすいテクニカル指標です。ただ、各テクニカル指標には必ず長所と短所があり、万能なテクニカル指標は存在しません。

MACDとボリンジャーバンドを組み合わせたり、平均足とボリンジャーバンドを組み合わせたりと、自分が使いやすいテクニカル指標の組み合わせを発見するのもトレードの楽しさのひとつです。

今まで、平均足、ボリンジャーバンド、MACDを使ったことがなく、自分のトレードに取り入れたいと思ったら、全部一度に取り入れず、ひとつずつ取り入れて、自分のトレードの成績にどう影響したかを検証してみてください。

こちらの記事もご覧ください。 ⇒単純明快!レンジ相場を簡単に判断するインジケーターとは?

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