果報は寝て待て?FXのスイングトレードで稼ぐ5つのコツ

スイングトレードは、4時間足や日足チャートでトレードすることが多いので、四六時中、チャートをガン見しなくても出来るFXのトレード方法です。

とはいえ、そんなに簡単にホイホイと稼げるわけでもありません(笑)。

前回は、デイトレで稼ぐコツを考えてみましたが、今回はスイングトレードで稼ぐコツを考えてみたいと思います。

FXのスイングトレードとは?

スイングトレードとは、エントリーから利確までの期間が、数日間から数週間といった、時間的余裕があるトレード方法です。運良く、長期間、トレンドが継続した場合は、利確まで数週間から数か月かかることもあるでしょう。

当然、スイングトレードで長くポジションを保有するからには、大きな利益を狙っているわけです。何週間もポジションを持った挙句に10pipsしか獲得できないようだったら、スイングトレードの意味がないですよね。

ということで、通貨ペアや相場状況、変動幅にもよりますが、100pipsから500pipsぐらいは狙っていきたいところです。

実は、FXトレードの右も左もわからない頃始めた最初のトレード方法は、日足チャートを使うスイングトレードでした。 時間がない人にも、ゆとりを持ってできるといったことを聞きかじり、その当時、仕事をしていたこともあって、スイングトレードが素晴らしい方法に思えたものです。

しかし、FXのチャートのローソク足やチャートの期間などもよくわからず、チャート分析もうまく出来ない時に、いきなりスイングトレードに挑戦したのは、無謀だったような気がします。なんたって、日足チャートしか見ていなかったので(笑)。

1日に1本しか出来上がらない日足チャートを見ていても、トレードの経験を積むには、あまりにも時間がかかり過ぎることがわかったのは、言うまでもありません。

ということは、お仕事をしていても、なるべくデイトレをして、日頃からチャート分析や検証を継続して行う習慣をつけ、トレードの経験値を積んでから、スイングトレードに挑戦したほうがいいと個人的には思います。

FXスイングトレードの資金管理のコツ①

スイングトレードは、デイトレと違い、ポジションを保有する期間が長くなります。長くポジションを保有するということは、長期間、大事なお金がリスクにさらされていることになります。

長期間リスクにさらされることも考慮し、スイングトレードのポジション枚数は、デイトレよりも少なめにするのがコツです。

スイングトレードで、どれだけのリスクをとるかは、口座資金の額にもよりますが、レバレッジで考えると、1から5倍ぐらいが安全ではないでしょうか。損切りラインからエントリーまのでピップス幅があまりなければ、レバレッジを高めに、損切りラインからエントリーまでピップス幅が広くなってしまったら、レバレッジを低めに変更するといいですね。

このように、臨機応変にレバレッジを調整することも、スイングトレードで上手に資金管理するコツだと思います。

それから、チャート分析の結果、トレンド転換するかも?と思うときありますよね?ちょっと早めだけどエントリーしたい時は、試し玉として最小枚数でエントリーするのもスイングトレードのコツです。損切りにあっても、必要経費と思えるぐらいの枚数でエントリーしましょう。

まだ、トレンド転換がはっきりしない時に、ギャンプル的に枚数を上げてエントリーすると、大損して泣くことになるのでご注意を!

FXスイングトレードのエントリーのコツ②

スイングトレードの場合、チャートも日足や4時間足チャートで分析して、エントリー方向を決めるわけですが、スイングトレードだから、適当にエントリーするのは、あまり良いエントリー方法ではないと思います。

資金が潤沢にあれば、日足チャートのローソク足が確定した後に、日付をまたいで、すぐにエントリーしても問題ないかもしれません。

でも、初心者の場合、資金も限られているので、やはり1時間足チャートなどでタイミングを見計らって入るほうが、損切りまでの距離も短めで入れると思います。

そして、月足、週足、日足チャートで確認できる、レジスタンスラインサポートラインは、忘れないように確認しておけば、変なところでエントリーすることも減るでしょう。

例えば、まだ上昇するとイケイケドンドンで、買いエントリーをしたら、上に長期足チャートで確認できるレジスタンスラインが迫っていて、反転して下がってしまって「チーン!」なんてことは避けることができますよね。

スイングトレードであっても、1時間足チャートでエントリーのタイミングを計り、常に長期足チャートの主要なレジスタンスラインとサポートラインを認識しておくことは、エントリーの大事なコツです。

FXスイングトレードのメンタルコントロールのコツ③

FXのスイングトレードは、時間的な余裕があるので、デイトレ程のストレスはないかもしれません。だからといって、何日もチャートを見ないで、放置プレーもおすすめしません。

「スイングトレードだから、利確もしくは損切りするまで放っておけばいいじゃん!」って思いますよね。確かに、ある意味、そのほうがいい場合もあります。

例えば、ドル円の買いエントリーをして、次の主要レジスタンスラインで利確しようと考えているとします。でも、時間があったので、「5分足チャートでデイトレでもしようかな?」と思い、5分足チャートを見たら、さっきのスイングポジションが含み損になっていることを発見。

急に自分の分析に自信が持てなくなり、微損で決済してしまいました。その後、ドル円は上昇。決済しないで持っていれば、利確できたのに!これスイングトレードFXあるあるですよね。

とはいえ、文字通りに、「果報は寝て待て」を信じて、チャートを見ないで、寝てればいいってわけでもありません。毎日、チャートを見て、自分が持っているトレンド方向が継続しているかをチェックする必要はあります。

スイングトレードをする以上、自分が保有しているポジションが、含み損になったり、含み益が少なくなったり増えたりしますが、自分の立てたシナリオが崩れない限りは、ポジションを保有していないと、いつも微益で終了になってしまいます。

つまり、トレンド終了もしくは自分の立てたシナリオが崩壊していないのであれば、我慢して「持ち続ける」のがコツです。

私の場合ですが、含み益が減ってしまったり、建値近くまで戻ってきたりすると、悔しい気持ちが出てしまうので、スイングのポジションを持ちながら、同じ通貨でデイトレやスキャをするようにしています。そうすると、メンタル的に楽だからです。

特に、含み益になっているスイングポジションを背中にしょって、デイトレやスキャをすれば、最悪の場合でも、損は出ないような場面になります。そうすると、スイングポジションに対して冷静でいられます。

自分のメンタルを観察して、それに対処していく方法を少しでも考えていくと、メンタルコントロールのコツが少しずつわかってくるのではないでしょうか?

FXスイングトレードの利確のコツ④

FXスイングトレードで利確する方法もいろいろあると思いますが、スイングトレードでうまく利確するコツは、繰り返しになりますが、なるべく自分が定めた目標値までポジションを持つ努力をすることだと思います。

しかし、この目標値まで、レートが到達するまでに、時には数々の試練障害物が立ちはだかってることがあります。それは、経済指標だったり、要人が要らん事しゃべったり(笑)、ニュースや突発イベントといったもの。

何もなければ、順調にレートが上昇や下降を続けるのにと思うことも多々あります。

でも、大雑把ではありますが、上昇トレンドである場合、トレンド転換につながるような悪い材料は別として、悪材料で一時的にレートが下がっても、長期的には上昇トレンドなので、押し目だと思って、買われるケースが多々見られます。

そういう場面で、いちいちビビっていると、スイングできません(笑)。私も、昔は、よくビビって、せっかく持っていたポジションを早めに閉じてしまい、利益を取り損ねていたものです。

多少の上下運動はノイズだと思って、なるべく利を伸ばしていくのがコツです。ただ、目標値に達する前に、トレンドが転換したり、自分が定めた利確ルール(例:移動平均線をローソク足が上抜けた(下抜けた)など)になってしまったら決済しましょう。

目標値に達しないからといって、未練たらしく持ち続けていると、含み益がどんどんなくなって、今まで頑張って持ち続けた努力が水の泡になってしまいます。

FXスイングトレードでの損切りのコツ⑤

スイングトレードでは、損切りラインはデイトレよりも多少広めにとっておくのがコツです。

デイトレのように10~20pipsだと、ローソク足のヒゲで刈られてしまうことがあるので、損切りラインによりますが、30~50pipsぐらいの損切り幅がいいかと思います。

例えば、トレンド転換で、「買い隊」と「売り隊」が戦っている場面では、レジスタンスラインやサポートラインをレートが一時的に越えてしまうことがあります。ラインぎりぎりに損切り注文を出しておくと、いい鴨になって、あっさりと、かもられることがあります(笑)。

方向は合っていたのに、損切りになり歯ぎしりばかりしていたら、歯もすり減りますので、やや幅を取っておきましょう。

まとめ

FXスイングトレードのコツを5つにまとめてみましたが、トレードの基本は同じなので、長期間、ポジションを持つことに不慣れな間は、最小枚数から始めるのがおすすめです。トレード経験を積み上げていけば、だんだんコツもわかってくるので、焦らないでやっていきましょう。

時々、「デイトレとスイングトレード、どっちがいいですか?」とか「どっちが稼げますか?」と聞く人がいますが、それは「結婚と同棲、どっちがいいですか?」と聞いているようなもの(笑)。それぞれのメリットとデメリットを把握して、いいとこどりをしましょう!

あなたの結婚?それはシランケドです(笑)

スイングトレードに役に立つ記事ですので、ご覧くださいね。レンジ相場はトレンド相場転換への予兆?その見分け方と判断とは

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