一目均衡表の雲と移動平均線を使ったシンプルFXトレードとは?

FXトレードは難しく考えると、いくらでも難しく考えることが出来てしまいます。FXを始めた頃は、トレードで勝てないと「もっと勉強していろいろなテクニカル指標を駆使せねば!」と頑張ってしまうもの。

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でも、シンプルなトレード方法もあなどれないのです。ここでは一目均衡表の雲と移動平均線を使ってトレードする方法を紹介します。

一目均衡表のもくもく雲に注目

一目均衡表をチャートに表示すると、なんだかごちゃごちゃしていて、見ただけで嫌になってしまう人もいるかもしれません。

わたしも、FXを始めた頃、「かの有名な一目均衡表を使わなきゃFXトレーダーじゃない!」とチャートに表示してみたものの、見た途端「なんじゃこりゃ?難しそ・・・あたしには無理・・・」と思いあっさり挫折、削除した記憶があります(笑)。

下図はドル円の1時間足チャートに一目均衡表を表示してみました。

線が多すぎてちょっと拒否反応示してしまいますよね?FXを始めた頃は、ただでさえ覚えることが多いのに、線はあるわ、変な模様はあるわ、ひとつひとつの意味を覚えるのに苦労しそうです。

実際、開発者が書いた一目均衡表の解説本は7巻もあり、全部習得するのは不可能に近いです。

でも、心配ご無用!時間のない人やFXを始めたばかりの人は、ポイントを押さえて、「インジケーターのここだけにフォーカス」して、トレードするという方法もあります。

移動平均線を例に取ってみると、いろいろな手法や使い方がありますが、それを全て使うのではなく、「ゴールデンクロスやデッドクロスなどのクロス手法だけを使う」とか「トレンドの向きを確認するのにだけ使う」とか、ポイントを押さえて使うことが出来ます。

一目均衡表は、チャートに5つのグラフが表示されますが、中でも、雲と呼ばれるグラフは一目均衡表の中でもユニークで優れたグラフです。

ということで、この一目均衡表の雲と移動平均線にのみ着目して、シンプルにトレードができたらいいですよね。

一目均衡表の雲とは?

一目均衡表は1936年に日本人である細田悟一によって開発されたテクニカル指標です。彼は元東京新聞の担当記者でもあったので、一目山人(いちもくさんじん)というペンネームを持ってました。そこから「一目」を取ったんですね。

一目均衡表は海外のトレーダーに「Ichimoku」と呼ばれ、現在の為替相場の状況だけでなく、将来の為替相場を未来のチャートに表示してくれます。これは、テクニカル指標の中でも、非常に珍しく、高い評価を受けているようです。

ここでは雲の計算式は省きますが、過去のデーターから未来を予想してくれる雲の特徴は以下の通りです。

  • 雲はローソク足のサポートラインやレジスタンスラインの役目を果たす。
  • 雲の厚さは、サポートやレジスタンスの強さを表す。
  • 相場が転換するような局面で、雲が薄いところでは、サポートやレジスタンスが破られることがある。
  • 雲の中にローソク足が入ってしまうと、雲の中から出ずにしばらく推移するすることが多い。
  • 雲の中からローソク足が出れば、出た方向にトレンドが出やすい傾向がある。
  • 雲の上にローソク足が位置していると、上昇トレンド
  • 雲の下にローソク足が位置していると、下降トレンド
  • 雲のねじれが起きた時は、トレンド転換が起きる場合がある

雲はレジスタンスラインやサポートラインの役目をしますが、雲には幅があるので、抵抗帯や支持帯と考えるとわかりやすいですね。

チャートに表示してある雲を見たときに、上記の特徴を踏まえて今の相場状況を説明できればバッチリです!

MT4に一目均衡表の雲だけを表示しよう

一目均衡表には申し訳ないですが(笑)、雲以外の線を全部消去して、チャートに雲だけを表示します。

一目均衡表のプロパティーを開くと下図のようになります。

色の設定で0、1、4NONEに変更します。つまり、色はなしを選択することで、線は表示されなくなります。下図のように変更できたら、OKをクリックして下さい。

すると、下図のようにだけが残りました。

あとはチャートに移動平均線3本表示するだけです。ちなみに、わたしは、単純移動平均線、期間は20、50、100を使用しています。

移動平均線の詳しい設定の仕方が分からない方は、コチラを参考にしてくださいね。⇒FX初心者も迷わず出来る!MT4に移動平均線を設定する方法

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一目均衡表の雲と移動平均線でシンプルトレード

一目均衡表の雲は、サポートやレジスタンスの役目をするので、基本、その雲を抜けた時は抜けた方向にエントリーし、雲で反発した場合は反発した方向にエントリーします。その際に、移動平均線の向き、ローソク足の位置なども考慮に入れます。

買いエントリーの例をみてましょう。下のチャートは豪ドルドル(AUDUSD)の日足チャートです。

6月23日のローソク足は、下にある雲で反発して、陽線を引きローソク足が確定しました。さらに、全ての移動平均線の上に位置しています。これで、買いエントリーのサインが点灯したと判断します。

次は4時間足の豪ドルドルのチャートを見てみましょう。6月23日は金曜日だったので、週をまたいだ6月26日(月)からの値動きです。

26日の朝の時点では、ローソク足は雲の中ですね。そして雲を一旦抜けるものの、押してきますが、ちょうど最初の水色の丸のところで反発しています。さらに、ローソク足は移動平均線の上に位置していて、4時間足を主に見ているトレーダーさんは、この辺りで買いエントリーをしそうですよね。

次は同じ場面を1時間足チャートでみてみます。

先程の4時間足チャートのローソク足が反発したところが、オレンジのラインのところです。1時間足チャートで見ると、一旦ローソク足が雲に入って、また出てきているところ(水色の丸)がありますね。ここで「買いエントリー」をするといいですね。

ただ、1時間足チャートでトレードしている人は、最初の水色の丸で、買いエントリーする人もいるかもしれません。ただ、4時間足チャートでは雲の中なので、上昇の勢いはさほど強くなかったです。

先程の4時間足チャートに戻りますが、2番目の水色の丸も買いエントリーチャンスですね。ローソク足が雲の下でしばらく推移した後、下から上に雲を突き抜けた場面です。

今度はユーロドル(EURUSD)の日足チャートを見てみましょう。

10月10日より前はローソク足が移動平均線と雲の上に位置していましたが、10月10日に雲を上から下に突き抜け、しかも移動平均線の下でローソク足が確定しました。ここからはタイミングを見て「売りエントリーをしたい」と考えたいところです。

次はユーロドルの4時間足チャートです。

日足でローソク足が確定した翌日の10月11日の朝に売りエントリーしてもいい感じですね。1時間足チャートで売りのタイミングをみたいと思うかもしれません。

次はユーロドル1時間足チャートです。

早朝に売りエントリーをしなかったとしても、その後に20SMA(赤線)近づく場面があるので、そこで売りエントリーをしても良さそうです。移動平均線20SMAと50SMAがデッドクロスした後なので、売りやすいかと思います。

このように、一目均衡表の雲と移動平均線3本だけでも、トレードすることが十分可能ですよね。

まとめ

ちょっと敷居が高いと思われがちな一目均衡表も、ユニークな雲だけをFXチャートに表示すれば、そんなに難しく考えなくても使いこなすことができると思います。

特に、FX初心者の頃は、まずシンプルなトレードを心がけることが大事です。シンプルであれば検証もシンプルに出来るので、何が良かったのか何か悪かったのかをすぐに割り出すこともできます。

あえて、今回はレジスタンスラインやサポートライン(レジサポ)は引きませんでしたが、正確なレジサポが引けるようになれば、さらにトレード精度は増すと思います。

3本の移動平均線との相性も良さそうですし、一目均衡表の雲の特徴を覚えて、ぜひ雲さんと一緒に使ってみてくださいね!

こちらの記事もご覧ください。 ⇒移動平均線大循環分析を使った相場局面の見分け方

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