FX初心者、必読!レンジ相場について徹底解説します!

「買い(売り)だと思ったら、レンジ相場で損した!」といった経験ありませんか?

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後になって、為替チャートを見てみると、「実はレンジ相場だった」なんてこと、FXの初心者にはよくあることです。ここでは、あまり他では教えてくれない、レンジ相場について徹底解説します。

そもそもレンジ相場って何?

経済や金融関連ニュースなどで、「米雇用統計発表待ちで、ドル円はレンジ相場を継続か?」とか「今日の為替相場は材料難でレンジ相場に終始しそう」とか聞きますが、そもそもFXにおけるレンジ相場って何でしょう?

レンジ相場とは、ドル円などの通貨の売りと買いの力がほぼ等しく一定の幅で値動きが上下に行ったり来たりする相場のことです。レンジ相場は、「ボックス圏」「持ち合い相場」と呼ばれることもあります。

下記の図は為替(FX)チャート(イメージ図)です。

為替レートが上昇して、トレンド相場を形成した後、黄色で示したレンジ内で上下動を繰り返しています。これがレンジ相場です。上昇しているトレンド相場は、安値と高値を順調に切り上げて、上昇しています。

当然、為替レートもどんどんと上がっていきます。ところが、レンジ相場では、為替の値動きは方向感がなく、ある一定幅で上にも下にも動かない、同じところで足踏みしているようなイメージです。

しばらくレンジ相場が続くと、ニュースや経済指標の発表などの材料をきっかけに、トレンド相場に移行していきます。上の図では、再び上昇トレンドになっていますが、レンジ相場から下に抜けて、下降トレンドになることもあります。

FXでは、どういう時にレンジ相場になるの?

為替相場の世界では、おおよそ70%はレンジ相場だと言われています。

FXトレードをしたことがある人なら、為替チャートを見て、「全然値動きがなくて、レンジ相場でつまらないなぁ。トレード出来そうにないなぁ。」と感じたことがあると思います。

為替相場がレンジ相場になる時には、いくつかの主な理由があげられます。

為替相場を動かす材料がない時

簡単に言うと、完全ネタ切れ状態。相場を動かす出来事や原因がないので、FXトレーダーなどの市場参加者は、材料が出るのを待っている状態です。

このように、経済指標の発表もなく、特別なイベントやニュースがない時には、レンジ相場になることがあります。

重要な経済指標発表前や要人発言日程前

市場が注目しているような重要な経済指標の発表前政策金利決定前、もしくは主要国の金融総裁が発言する日程の前などに、為替相場がレンジ相場になる場合があります。

例えば、経済指標である米雇用統計(非農業部門雇用者数)は、毎月、第一金曜日(夏時間は日本時間21:30、冬時間は22:30)に発表されますが、外国為替マーケット参加者が最も注目している指標です。

指標の結果によって、為替相場が大きく動くので、FXトレーダーにとってはちょっとしたお祭りと言われています。

その結果次第で為替レートが乱高下する場合があるので、その発表日が控えている場合、FXトレーダーなどの市場参加者は積極的に売り買いが出来ません。結果、市場全体が様子見になり、レンジ相場になるのです。

下の図は、ドル円の15分足為替チャートです。

2016年6月3日(金曜日)に米雇用統計の発表がありました。 黄色で示したボックス圏内で為替レートが動いていて、上にも下にもいかない状態になっています。そして、米雇用統計が発表されると、レンジ相場を抜けて一気に急落、下降トレンドに移行しています。

為替が急騰もしくは急落した後

為替相場が急騰したり急落した後には、しばらくレンジ相場になることがあります

例に挙げると、2016年6月23日にイギリスの欧州連合(EU)離脱是非を問う国民投票が実施され、英国のEU離脱が国民投票で決定しました。

この結果を受け、ポンドドルは急落、1985年以来、31年ぶりの安値を更新しました。その後、ポンドドルはレンジ相場になりました。

下図は、ポンドドルの日足為替(FX)チャートです。英国のEU離脱の決定し、ポンドドルが急落し、その後、黄色で示したレンジ内での動きとなりました。このレンジ相場がなんと3ヶ月ほど続きました。

外国為替市場が休場の時

東京為替市場、ロンドン為替市場、ニューヨーク為替市場などの為替市場がお休みのときにはレンジ相場になることがあります。為替市場がお休みの時は、いわゆる祭日のときです。

為替市場は基本24時間オープンしているので、例えば、クリスマスホリデーは、東京為替市場を含むアジア為替市場はオープンしていますが、オセアニア、ニューヨーク、ロンドンなどの為替市場は休場です。

市場参加者も非常に少なく、為替相場がとても静かになります。結果、レンジ内で値動きが推移して、レンジ相場になることが多いです。

クリスマスホリデーなどの祭日でロンドン市場やニューヨーク市場がお休みの時は、FXトレーダーももちろんお休みで、レンジ相場になります。

下の図は、ドル円15分足の為替(FX)チャートです。

黄色で囲んであるところが、2015年12月26日の為替の値動きになります。

為替レートが上下に振れて、レンジ相場になっているのがわかりますよね。

こんな時は、無理にデイトレードをしても損切りばかりになり、結果が良くないことが多いです。せっかく積み上げた利益を、レンジ相場で吹き飛ばしたりしないように、特にFXトレードを始めたばかりの人はトレードは控えるようにしましょう。

FX初心者が陥りやすいレンジ相場の罠とは?

FXトレード、特にデイトレ(短期売買)に夢中になっていると、いつの間にかレンジ相場の罠にはまっていることがあります。

例えば、「下降トレンドだから売り!」と思い、売っては下がったところで買い戻すを繰り返していたら、急に損切りが多くなり、勝てなくなってしまう。「なんか変だなぁ?でも下降トレンドだから売りだよね!」と思い直し、また売ってみる。でも、なぜだか何度も損切りにあい、今までの利益がなくなってしまう・・・。これはどんな状態なのでしょうか?

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では、実際の為替チャートの動きを、実例をあげて順を追って見て行きましょう。

下図は、カナダドル1時間足の為替(FX)チャートです。

順調に下落してきて下降トレンド相場だと判断できます。今、為替チャートは再び下がりつつある状況です。下がってきたので売り!と思い、売ってみました。さてその後どうなったでしょう?

残念ながら、下がらずに戻ってきてしまい、損切りになってしまいました。

損切りにあってしまったので、意気消沈していたら、またレートが下図のように下がってきました。「今度こそ絶対下がるぞ!」と思い、売りました。

しかし、その後、またもや下がらず、下図のように損切りになってしまいました。2回裏切られて損切りにあうと、嫌な気分におそわれ、メンタルが崩壊してきます(笑)。ちょっと冷静さが失われつつある状態です。

しばらくしたら、また下がり始めたのですが、もう「3回目はだまされないよ」と思い、売りは見送り。「もう下がらないのかも、次は上昇するのかも」とたいした根拠もなく考え始めます。

その後、下図のように自分の思っていた通りに上昇してきました。「もう下がりそうにないから、買いだろう」と思い、買いを入れます。

実は、ここではもう完全にレンジ相場の罠に陥っている状態。でも、過去の2回の損切りを取り戻してやろうと、熱くなっていて、為替チャートを冷静に見れていません。

その後、どうなったでしょう?

一旦上昇したもの相場は反転し急落、またもや損切り。その後、レートは戻ることなく、下落がしばらく続きました。

呆然としながら、なだれのように下落していく為替チャートを見ながら、はたと気づくのです。自分が3回も損切りにあった相場はレンジ相場だったと。

「FX初心者デイトレあるある劇場~レンジ相場編~」でした(笑)。

後から落ち着いて為替チャートを見ると、レンジ相場だったことはすぐにわかりますね。でも、今の実例を見て、動いている為替レートを見ながら、レンジ相場であることを見極めるのは難しいと感じると思います。

でも、トレード経験を積んでいけば、テクニカル分析を用いて、レンジ相場になりそうだと予測することが、ある程度、出来るようになります。そして、レンジ相場になる可能性があるから、少し気をつけてトレードをするといったようなリスクを軽減するトレードが出来るようになります。

まとめ

レンジ相場は、一定の値幅内で上下動いているだけで、方向感のない相場です。特にFX初心者にはやっかいな相場ともいえます。このレンジ相場の罠にはまってしまうと、「FXでは勝てない!」という間違った思い込みが頭に刷り込まれてしまいます。

為替相場は、常にトレンド相場とレンジ相場が交互にやってくることを、しっかり頭に入れて、今はどちらの相場だろう?と常に意識を持ち、トレード計画を立てることが大事だと思います。

レンジ相場になりそうな場面を見極めて、実際にどうトレードをしていったらいいかについては、この記事をご覧ください。 ⇒FXレンジ(ボックス)相場は最大のトレードチャンス!

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